冬に南台湾を訪れたら茂林の紫蝶幽谷をお見逃しなく。今年はすでにルリマダラが群れを成しており、行楽客の皆さまが蝶観賞にお越しになるのを待っています。数万匹のルリマダラはいつもの季節に南下しており、秋から冬にかけて越冬します。群れを成して飛ぶ様子は息をのむほど壮観な眺めです。
交通部観光局茂林国家風景区管理処では、今年初めて「蝶舞追蹤-ルリマダラ撮影マラソン」というイベントを催します。撮影愛好家や大自然が好きな親子グループが集まり、レンズを通してルリマダラの美しい姿を捉えます。写真をアップロードして登録すると、抽選に参加できるチャンスがあります。2019年11月9日の開幕イベントでは、茂林環境教育センターと共同で「ルリマダラ関門ゲームGOステーション」というハイキングイベントを開催します。これはルリマダラと一緒に蝶観賞歩道を散策する内容で、四つの関門があり、それぞれで講師が解説してくれます。ルリマダラに関する知識を深められます。また、関門にあるスタンプを集めると、300個という数量限定の記念品に交換できます。
茂林国家風景区管理処のルリマダラ観測スタッフおよび茂林環境教育センターでは、毎日の蝶の状況をインターネットにアップしています。行楽客の皆さまは蝶の状況の予測に従いながらスケジュールを組むことができます。知性溢れる生態の旅を楽しめるはずです。また、ミシュラン・グリーンガイドでは茂林の「紫蝶幽谷」を三ツ星〈最高級〉の必見スポットにランク付けしています。全世界を見まわしますと、、蝶の群れが冬に越冬し、移動する壮観な現象を眺めるのは、ヨーロッパやアメリカ、アジアで発展した生態ツアーです。アメリカのカリフォルニアやメキシコのメキシコシティのモナルカ蝶の谷が世界的に知られているほか、ここ高雄の茂林とオーストラリア東北部で大規模なルリマダラの移動、越冬の現象が見られます。毎年、数十万匹のルリマダラが群れを成して、越冬する現象は内外の旅行者にとって印象深いものとなっています。Tripadvisorなどインターネットのサイトでも高い評価を得ているツアーです。
茂林国家風景区管理処によれば、高雄市茂林区は貴重な生態資源が見られるほか、地元の文化が数多くあります。毎月開催される「茂林ルカイ蝶保護マーケット」では、集落のショップによる手工芸品や特色ある原住民族料理、原住民族の子供の遊びなどといったイベントがあります。さらに、まるで天使のような美しい歌声のコンサートもあります。さらに、マーケットでは工芸品の手作り体験などもあり、さまざまな年齢層に合った体験を提供しています。
遊覧バスの乗車を促進するため、大手の旅行会社が一日、または二日のツアーをご用意しています。各地の行楽客が高雄や屏東へお越しになり、原住民文化や寶来温泉、ルリマダラの越冬奇観を体験されることを願っています。蝶観賞のパッケージツアーでは、至近距離でルリマダラの美しい姿を眺めることができます。また、山間部の歴史や生態の美しさにディープに触れられます。
11月9日から茂林エリアは蝶観察イベントを催します。休日にはシャトルバスも運行し、「「茂林ルカイ蝶保護マーケット」のほか、蝶観賞イベントや北へ飛んでいく際の閉幕イベントなどがあります。期間中、行楽客の皆様は茂林へ到着後、ルリマダラに近づくことができ、彼らの生態に関する理解を深められます。また、ルカイ族の美しい文化にも触れられ、必ずやたくさんの収穫があるはずです。
オフィシャルサイト：
⇒ 茂林風景区管理処
⇒ 台湾茂林ダブルイヤールリマダラ専用サイト