「十八羅漢山」は、「台湾の小桂林」と称される六亀地区を代表する景勝地です。特殊な「礫岩悪地」地形に属し、台湾三大火炎山地形の一つとして知られています。全域が厚い礫岩層で形成され、長年にわたる雨水の浸食と差別侵食によって、形の異なる数十の峰々が形成されました。これらの峰々は荖濃渓沿いに一直線に並び、遠くから眺めると羅漢が立ち並ぶように見えることから、「十八羅漢山」と名付けられました。台27甲線を通る際にはぜひ訪れたい壮観な景観です。

独特の地質景観に加え、この地には豊かな歴史的・生態学的価値もあります。日本統治時代には、樟脳や木材を運搬するため、この地で複数のトンネルが掘削されました。長い年月を経て、これらの古いトンネルは、貴重な歴史遺跡となっています。さらに、長年にわたり閉鎖され、外部からの影響を受けなかったことで、トンネル内には安定した微気候が保たれ、多くのコウモリの生息地となるなど、豊かな生物多様性が育まれています。

幹線道路沿いの重要な休憩スポットとして、園内には充実したレクリエーション施設が整っています。「借問站」(観光案内サービス)、売店、公衆トイレを備え、旅の途中の休憩や買い物に便利です。ひと休みした後は、「地景橋」や堤防沿いの遊歩道を散策し、広がる眺望とともに、荖濃渓の壮麗な渓谷美や山並みを一望できます。
