茂林国家風景区ではこういった原住民族の文化に触れることができます。茂林区には下三社ルカイ族、霧台郷西ルカイ族、三地門郷と瑪家郷のパイワン族、桃源区のブヌン族とツオウ族が暮らしています。原住民族文化を深く理解するためには、少なくとも二日間は必要です。
茂林国家風景区内にはいくつもの合法経営の温泉がありますが、同時に渓流から湧き出た秘湯が台湾で最も多く分布しているエリアでもあります。区内には桃源区の玉穂温泉(一番目の池が白温泉(弱酸性単純泉)、二番目の池が炭酸泉、三番目は冷泉と三種の湯があります)、桃源区の拉庫斯渓(黄金渓)、復興温泉、少年渓温泉、高中荖荖温泉、六亀区の寶来温泉、不老温泉、石洞温泉、七坑温泉、茂林区の多納温泉および紅塵峡谷温泉があります。
世界にはメキシコの帝王斑蝶と台湾のルリマダラという二大越冬型の蝶の谷があります。メキシコの帝王斑蝶は温帯型の越冬蝶の谷に属し、海抜3000メートルの車などが到着できない山岳地帯にあります。気温の関係から彼らは集団で植物にぶら下がっているだけで、ほとんど活動をせず、静態観察するのみです。これに対し、台湾ルリマダラは亜熱帯型の越冬蝶の谷に属し、海抜500メートル以下の山谷で生活します。雨が降っていない、もしくは曇りの天候であれば、彼らはほとんど毎日朝9時から夜5時まで活動します。彼らは「遅刻」もせず、「欠席」もしません。メキシコの帝王斑蝶と比較してみると、台湾のルリマダラ観察は気軽で自由に、かつ面白く、美しい光景が見られます。
荖濃渓は玉山東峰に端を発し、中央山脈沿いに西南方向へ蛇行しながら流れていきます。途中、高雄市六亀区を通過します。六亀エリア内では、縱谷や扇状台地などの地形を造っているほか、激流や温泉、瀑布、断崖などの特殊景観を形成してきました。この地形を活かし、高雄荖濃渓ではラフティングボートが開始されました。その歴史は1986年に遡り、モーラコット台風(2009年8月に発生した台風8号)で被害を受けるまで、観光局からは「東南アジアで最も刺激的で、かつ最も面白いラフティングコース」と評価されていました。これまでに何度も国際大会が催されています。激流や危険な早瀬、奇岩怪石、海抜落差65メートルなど、さまざまな特殊な環境を有し、刺激的かつ面白いコースとなっています。ぜひ皆様もお友達と一緒にボートに乗りながら、コース沿いの美しい山河の景色をお楽しみください。また、メンバーと心を一つにし、自然に立ち向かう楽しさを味わいましょう。
CO2の削減に貢献できるアウトドアスポーツと言えばサイクリングです。汗と気力で元気にペダルを漕げば、大自然に触れあえるでしょう。美しい風景を目にしながら、風に吹かれましょう。心身共にリフレッシュできるはずです。
最終更新日時:2018-08-28