桃源区宝山里に位置する藤枝国家森林遊楽区は、面積770ヘクタールを有し、標高1,500~1,804メートルの高地にある豊富な植物相を持つ造林地で、楓、杉、桜、梅、二葉松などが植えられ、その四季折々の表情は、訪れる人に引き返すのを忘れさせてしまうほどの美しさです。ここは台湾で最も保存状態の良い天然広葉樹林の一つです。年間平均気温は約17度で、寒暖の差が少なく涼しいため、避暑地として相応しく「南台湾の小溪頭」とも呼ばれています。
さまざまな花も植えられているので、木々を仰ぎ見るだけではなく、足元では季節ごとに美しく咲き乱れる花々を見ることができます。また観光客の体力に合わせて選べるよう、たくさんのトレイルコースが用意されており、山頂の展望台からは付近の玉山、大関山、小関山、北大武山、卑南主山が一望でき、人気の観光スポットになっています。藤枝国家森林遊楽区は森林浴のほか、ハイキング、フラワーウォッチング、昆虫・野鳥観察、自然生態を学ぶのに最適な場所です。
推奨滞在時間は約3時間です。 なお大型の旅客バスの通行は禁止されており、入園に際しては公式サイトからの事前申し込みが必要です。