亀王岩は六亀地区の荖濃川岸にあり、高く聳え立つその姿がまるで王者の風格を持つ岩で、亀の王様ともいわれ、高木カイノキが岩の周りに沿って生えています。
民間伝承によると、六亀大橋の下の荖濃川の河床に6つの岩が点在していて、この6つの巨大な岩を遠くから見ると、6匹のカメが川に浮かんでいるように見えるため、祖先がこの場所を「六亀」と呼んだという話です。 その中で最大の岩を住民が亀王岩と呼び、小さな祠を建て、毎日参拝し白菜や人参などのお供えをささげ、水害から守ってくださいとお祈りしているそうです。 2009年の台風8号モーラコットが去った後も、亀王岩は依然として荖濃川岸の畔道にあって、六亀の住民を静かに守ってくれていました。
祠に参拝し、荖濃川周辺の景色を眺めるのに15分程度の滞在時間を目安にしてください。