水圳恩公祠は六亀区省道台27甲線の13K地点にあります。その昔清王朝の咸豊3年に、広東省海郡出身の黄仙人が六亀区新威に移り住み居を構えたところ、新威から二坡地区にかけては乾田ばかりで、灌漑用水が不足していることがわかりました。 そこで黄仙人が地域の地形を観察し、道具を持ち牛に乗って、二坡地区まで荖濃川から用水を引く工事を始めました。村人たちの協力も得て、ついに用水路が完成し、それ以来潤沢な水が新威地域の200ヘクタールあまりの畑を潤し、穀物の生産量増加が実現しました。
村人たちは黄仙人の貢献を讃えこの用水路を「仙人用水路」と名付け、彼の功績を記念して建てられたのがこの「水圳恩公祠」です。
10分ほどの滞在時間で簡単な参詣をすることができます。