尾寮山登山步道は屏東県三地門郷と高雄市茂林区の境界に位置し、近くに大津橋があり、標高は約1427メートル、2つの登山道入り口があります。ひとつ目の登山口は大津橋傍の産業道路がスタート地点となっていて、途中にある「集義亭」からは六亀方向に見える荖濃川と、茂林境内の濁口川が合流する景観を眺めることが出来ます。続けて標高1,150メートル地点の展望台まで登ると、遠くに茂林と萬山の集落を見渡すことができます。さらにここから三角頂まで行くには、ロープにつかまって長い急な坂を登っていかなければならず、難易度高めのコースになります。ふたつ目の登山口は、口社の沙渓林道23.5K地点にあります。沙溪林道からスタートし、沿道の優美な景色を眺めながら、動植物の生態にふれることができます。また歩道に沿って生態系について解説してくれる看板が設置されています。
片道9.3キロ、往復所要時間7~8時間の中、高難易度のこのルートは、登山家のトレーニング基地にもなっており、体力・脚力・忍耐力と気力を鍛えられるという意味で「小百岳」と呼ばれています。
半日から1日程度をかけて、完走チャレンジしてみてください。 登山用の杖、手袋、登山靴などを準備の上、地形の変化に合わせて使用し、装備や水の補給を整えておき、出発前には天候のチェックをお忘れのないようにお願いします。