岩板巷は霧台集落内の路地で、すべての路地が石板で敷設されていることからこの名前がつけられました。全長500メートルの道はヒャッポダの道に沿って設置されており、沿道には陶器の壺が飾られています。「百合」「ヒャッポダ」「ウンピョウ」の三種の図案が案内標識に描かれており、その標識に従って探索してみるのもおもしろいです。
家の前に立つ人型の彫像と、門の上の横木や壁には異なる彫刻が彫られていて、これはその家に住む人の身分が平民、狩人、長老、頭目のどれにあたるかを表しています。
また沿道には、布を織る女性、浮世の辛酸をなめつくした部族の長老、鋭気に狩りをする英雄、嬉しい狩りの報告を告げる狩人…などたくさんのストーリーが彫刻されており、ここからルカイ族の日常生活を知ることができるだけでなく、彼らの芸術にたいする造詣の深さが感じ取れ、ルカイ族の文化に触れる最適な入り口となっています。
滞在時間の目安は約1時間です。なお霧臺郷に入るには事前に入山許可証の申請が必要で、大型の旅客バスの通行は禁止されています。