霧臺郷の岩板巷に杜巴男紀念館があります。 杜巴男氏は国宝級の木彫芸術家で、霧台ルカイ族が持つ彫刻の多くは彼の作品です。 杜巴男紀念館は杜巴男氏の作品を収蔵するためにこの地に建てられた美術館で、現在は氏のご子息が管理しています。
記念館の外には、男性だけが座ることを許される椅子「祖霊座」があり、狩猟用の刀や銃が吊るされています。 注意しなければならないのは、女性はその近くにも座ってはいけないということで、万が一掟を破ると、狩猟用の刀や銃は二度と獲物を捕まえられなくなると言われています。
またここは現地に宿泊する旅行者のみが予約の上利用できます。なお霧臺郷に入るには事前に入山許可証の申請が必要で、大型の旅客バスの通行は禁止されています。
滞在時間の目安は30分程度です。参観希望の宿泊客の方は、事前の電話予約をお忘れないようお願いいたします。