霧臺郷霧台村にある霧台キリスト教長老教会は、1966年に国宝級の芸術家である杜巴男氏によるデザインで建築されました。村全体の部族の人々のマンパワーを結集し造られた教会には、全アジアで最高のヒノキ造りの十字架のほか、石板彫刻芸術が施され、まるで小さなお城の教会のようです。また教会が山林の霧と雲の間にあることから、天国の教会を彷彿とさせる、霧台を訪問する旅行客の方には、必ず立ち寄ってもらいたい観光スポットの1つです。
教会に入ると、屋根に角笛を吹いている2人の西洋の天使の彫像が見え、ほかにもいたるところにユリやヒャッポダ、ナイフなど、ルカイ族のイメージが描かれていて、ルカイ族の精神と混じりあっている様子が現れています。
30分ほどの滞在時間を取り、この美しい建造物まで足を運んでじっくりと鑑賞していただくことをお薦めします。なお霧臺郷に入るには事前に入山許可証の申請が必要で、大型の旅客バスの通行は禁止されています。