郷道を進むにつれて、緑豊かな山々が次第に近づいてきます。「茂林入口意象公園」は、原住民族の集落を訪れる人々を最初に迎える風景です。園内からは台湾で3番目の高さを誇る「得樂日嘎大橋」を遠望し、現代橋梁建築の美しさを堪能できます。また、公園周辺には簡易休憩施設、コンビニエンスストア、公衆トイレもあり、旅の途中にひと休みできます。

園内にあるルリマダラ類をかたどった大型アート作品は、地元アーティスト「烏巴克工作室」が手がけたものです。石と鋼を用いた作品には、希望を伝えるという創作理念と、力強い生命力が込められています。作品下部の石彫は母体文化を表し、この地の原住民族の失われた歴史を刻んでいます。花から生まれる蝶は、大地と山林が部族の人々にとって母のような存在であることを表しています。舞い飛ぶ3匹のルリマダラ類は茂林区の3つの里を表し、集落が変容を遂げ、新たな命と希望を育みながら、新しい未来へ歩み始めていることを象徴しています。

入口脇の石板積みの低い壁には、ルカイ族の伝統文様が見られます。地域文化と現代的な景観デザインが自然に調和し、この地ならではの特色ある空間を創り出しています。ここはゆっくりと足を止めてひと息つける場所であり、茂林の自然と文化を知る旅の出発点でもあります。木陰でひと休みし、涼やかな山風を感じながら、原住民族の集落ならではの素朴な雰囲気を味わってみてください。休憩の後は、高132線をさらに進み、茂林のさらなる見どころへ足を延ばせます。
