浦来渓頭社戦道は自然工法によって施工されており、植物の生態が非常に豊富です。また、ここからは寶来渓と荖濃渓の合流地点を俯瞰できます。稜線上を北に向かって進むと、「囉囉埔」と「独角青牛」といった火山枕状溶岩地形を見ることができます。西南には妙通寺、東には七里相思林、西の端には温泉エリアの全景が望め、開けた視界に、心身ともに癒されます。 一日目 浦来渓頭社戦道 「浦来」とは宝来の旧称です。浦来渓頭社は荖濃渓と宝来渓の分水嶺に位置し、もともとはツオウ族の人々が暮らす集落でした。浦来渓頭社戦道は全長約3キロで、所要時間は徒歩で約1時間、海抜は高くなく、わずか約450~500メートルです。この道は日本統治時代に原住民族の激しい抗日運動を抑えるために築かれたものでした。美瓏山の稜線に沿って築かれた道路は、美瓏山砲台を建てる建材を宝来の峰の頂まで運ぶためでした。 寶来温泉 この温泉は寶来里東方の渓谷中に位置し、泉源は両側の断崖絶壁にあり、壮観な景色を楽しめます。泉質は炭酸泉で、濃度は7.5度、湯温は摂氏60度、湯量は豊富で、飲用も可能です。肌が潤う効能があるそうです。 帰路