浦来渓頭社戦道
高雄市六亀区の宝来花賞公園内に浦来溪頭社戦道の入り口はあります。「浦来」とは宝来の古い呼び名で、浦来溪頭社(原住民の集落があった場所)は、荖濃川と宝来川のふたつの河川の分水嶺に位置しています。20世紀初頭、日本の人類学者が「浦来溪頭社」の遺跡をこの地で発見しました。かつて日本統治時代に、原住民の激しい抗日運動を抑えるべく、美瓏山に砲台が建造されました。その時必要な建材を宝来の峰の頂まで運ぶために、美瓏山の稜線に沿って敷かれた道路が浦来渓頭社戦道の前身で、歴史的に大変重要な意味を持っています。