多納里スレート板家屋
多納里は日本語の「トナ」という発音に由来しかつては「屯子」と表記されていました。これはます。村にはある伝説が伝えられています。ある日、2人の狩人と1匹の犬が現在の多納村を通って狩猟に出かけました。かつて多納里には湿地があり、犬は湿地の岸辺を通るたびに、ここから離れようとしませんでした。その後、狩人が集落に戻り、頭目を湿地に連れて行くと、ここには十分な水源と障壁になる山があるので、暮らすのに最適な場所だということに気づき、部族の人々と話し合った結果、現在の多納村に移ました。この時、もう一つの集落もここに移住してしばらくして、三番目の集落も多納里に移転し、さらに大きな集落が形成されました。これが今日の多納村です。