霧台郷はルカイ族の暮らす集落です。古川集落から魚観賞歩道を通って神山教会まで、全国で初めての原住民族をテーマにした歩道「岩板巷芸術歩道」があります。最終地点は「三地門地磨兒公園」です。このコースは全行程においてルカイ族の生活風俗および伝統精神を濃密に感じることができます。 一日目 耶穌聖心堂 天主堂はスレート造りの教会で、内部の壁面にも大きなスレートを用いています。教会の重要な装飾もスレートによるもので、これはスレートの特性を理解している専門家だけが貼り付けられたものだろうといわれています。いくつかのスレートの飾りの中で最も目を引く作品は、人物がすべて右方向に向いている図案のものです。 岩板巷 ここでは道順を示すスレート板の標識には陶器の壺が描かれています。道沿いに歩いて行くと、次々と彫刻作品が目に入ってきます。長老や狩猟の英雄、狩人が戦の功労を報告する様子などをモチーフにしたもので、ルカイ族の文化を理解する上で役立ちます。 地磨兒藝術園區 地磨兒公園は原住民族の森林公園で、公園の右側には狩猟場があります。イノシシを捕まえた時は、ここの台の上で村人に向かってこの栄誉を報告します。狩りが終わった後は、休憩所で休んだり、狩った獲物を調理したります。休憩所には通常、網焼き器・鍋・お椀・コンロなどの基本的な調理器具用意されています。また、お互い知らない者同士でも「次にやって来る人に」と、食材を置いていったりしきます。ここにれは原住民族による団結の精神や助け合いの精神が表れていますね。 三地門文物館 歴史の扉を開くと、樹木が生い茂る中山公園からは祈りの声が聞こえてきます。ここは19世紀の昔、日本統治時代には神秘的かつ厳かな雰囲気の神社がありました。 帰路